JFVSS

日本獣医学専門医奨学基金のお知らせ

JFVSS 第4期生採用公募要綱

→募集内容

JFVSSのプログラムによってCSUの専門医レジデントプログラムを完了して帰国する奨学生が日本で勤務するにあたり、より公平かつJFVSSの趣旨に合致する勤務先を選択するために就職先を公募制とする。
なお、候補者は2026年2月中旬に帰国、3月中旬からの勤務開始を希望しており、2027年2月に米国獣医外科学専門医試験Phase-IIを受験予定である。

→候補者 第4期生 東一志先生(米国獣医学外科学専門医 取得予定)

  • 2012年 鳥取大学農学部獣医学科卒業、獣医師免許取得
  • 2012-2015年 開業動物病院勤務医
  • 2015-2017年 東京大学附属動物医療センター 内科系診療科研修医
  • 2017-2020年 どうぶつの総合病院 外科勤務医
  • 2021-2025年 コロラド州立大学 修士課程(臨床科学)
  • 2022-2023年 コロラド州立大学 小動物外科インターン
  • 2023-2025年 コロラド州立大学 小動物外科レジデント

*詳細な経歴については申請後に開示いたします。

2021年より渡米し、コロラド州立大学にて小動物外科の研鑽を積んでまいりました。渡米後は、小動物外科に関する多くの知識と技術を学ばせて頂きましたが、特にコロラド州立大学では低侵襲外科が非常に盛んに行われており、胸腔鏡、腹腔鏡、関節鏡などを深く学ぶ機会に恵まれました。
従来の開胸や開腹に比べ、低侵襲外科では得られる視覚情報が格段に多く、動物たちにとって大きなメリットがあると実感しています。日本へ帰国後は、すでに低侵襲外科に取り組まれている先生方や、これから導入を検討されている先生方と協力しながら、アジア地域においても低侵襲外科がより広く普及していくよう努めてまいります。また、コロラド州立大学附属動物病院では、学生やインターンの先生方に教育を行う機会も多くいただき、臨床研究においても多くのご指導を賜りました。これらの経験を活かし、今後はアジア地域におけるより良い教育システムの構築と、アジアから世界へ発信できる臨床研究の推進に尽力してまいります。

→申請者等

応募可能な申請者は日本国内において、犬猫を中心とした小動物診療を行う施設の採用権限を持つものであり、かつ以下の条件を満たすものとする。

  1. 常勤かつ継続的な雇用とすること
  2. 日本の臨床獣医外科の発展のために臨床獣医師教育に携わる環境を用意すること、具体的には日本小動物外科専門医協会などが実施する専門医の育成(レジデント・プログラム)に携われる環境を用意すること
  3. 現在JFVSSスポンサーとなっていない病院に勤務する場合、JFVSSの趣旨に合致した活動のためにその病院はJFVSSスポンサーとして協力金を納めること。応募する診療施設が大学の場合は、協力金は課さないものとする。また、JFVSSスポンサーの病院に勤務する場合、それまでにスポンサーがJFVSSに納めた金額によっては追加で協力金を依頼する場合もある。

→募集期間

申請期限は2026年1月10日とする

→選定方法

JFVSS事務局にて応募条件を満たしているかを確認後、候補者にて施設の選定を実施する。なお、必要に応じて候補者による面接や現場見学等を実施するため、申請者は可能な限り受入すること。1月中に決定し、末日までに通知することとする。

→申請手続き

下記申請書および病院施設の写真を添付の上メールにて事務局に提出すること

→決定後の手続き

決定後、JFVSS及び候補者との間に契約書を締結していただきます。
勤務開始前(応相談)までに協力金の支払いを完了すること

→問い合わせ先

一般社団法人 日本獣医学専門医奨学基金(JFVSS)
Mail : info@jfvss.jp

申請書 施設概要 PDF